2019年の統計によると、インドネシアの人口は2億6,189万人[※日本の人口の2倍]で、世界で4番目に人口の多い国となっています。ちなみに人口の多い国トップ3は以下のようになっています。
- 中国13億9千万人
- インド13億3千万人
- アメリカ3億2千万人
都市で見ると、インドネシアの首都であるジャカルタの人口は960万人で、東京都に次いで世界第2位のメガシティです。インドネシアの都市の人口は以下のようになっています。
- ジャカルタ 960万人
- スラバヤ 270万人
- ブカシ 260万人
- バンドゥン 230万人
- メダン 210万人
パンチャシラの頁で説明させて頂いておりますが、インドネシアはイスラム教を国教としているわけではなく、キリスト教(カトリックとプロテスタント)、ヒンドゥー教、仏教、儒教を容認しています。しかし、世界第4位の人口を抱える国で、国民の90%がイスラム教徒なので、世界最大のムスリム人口を抱える民主国家ということになります。インドネシアの首都であるジャカルタには世界最大級[※現時点では世界第3位]のモスクである「イスティクラル・モスク」がございますので、ここでご紹介させて頂きます。
イスティクラル・モスクの場所
ジャカルタはビジネス都市で観光する場所があまり多くはありません。イスティクラル・モスクは近代的な建築様式が特徴の巨大なイスラム寺院で、ジャカルタ市の中央に位置し観光の名所となっています。建物の名称になっている「イスティクラル」とは、アラビア語で「イスティクラール」 استقلال istiqlāl といい、「独立」を意味します。すぐそばには、ムルデカ宮殿、独立記念塔(モナス)、ガンビル駅などがあります。余談ですが、ガンビル駅からはバンドンやジョグジャカルタ行き等の電車に乗ることができます。モスクは、ジャカルタ大聖堂のある通りの反対側にそびえています。モスクの敷地内にはジャカルタの動脈であるチリウン川が流れています。
住所:Jl. Taman Wijaya Kusuma, Ps. Baru, Sawah Besar, Kota Jakarta Pusat, Daerah Khusus Ibukota Jakarta 10710
イスティクラル・モスクの外観

イスティクラル・モスクの外に出て建物の外観を眺めてみますと、建物は直径45mのドーム型をしています。イスティクラル・モスクは、オランダからの独立を記念して着工され、17年の建造工事を経て1978年に完成しました。インドネシアの独立記念日は、1945年8月17日です。この直径45mのドームが実は1945年を表しています。そして、その大きなドームの上にはアンテナが伸びていて、その長さは17mちょうどになっています。また、右側の方に見える小さなドームの直径は8mになっています。これらで独立記念日の数字を表しています。非常に興味深いことだと思います。イスティクラル・モスクは屋外の礼拝スペースを含めると20万人以上も収容できる広さがあります。そして、モスクには 7 つの入り口があり、それぞれがイスラム教のにおける7 つの天国を象徴しています。 モスクの内部の祈祷ホールは、厳かな雰囲気が漂っています。12 本のステンレススチール製の円柱が、直径 45 mのドーム状の丸屋根を支えています。また、ホールの周囲には、4 層のバルコニーがめぐらされています。メイン ホールを離れますと、多数のアーケードが屋外の中庭まで続いています。中庭の南の角には、巨大な池と泉があり、イスラム教の重要な儀式や祝祭時には、この泉から水を噴き出すようにしています。建物内部ですが、階段を始め大理石がふんだんに使用されていて、あまり暑さを感じません。大理石は全て東ジャワ産のものを使っているそうです。
拝観料等

モスクは毎日一般開放されていますので多くの観光客が訪れています。入場は無料ですが、寄付を募っています。基本的に24時間入ることができますが、金曜日にはイスラム教徒にとっては大事なお祈りがあるので、午前11時ごろから午後1時ごろまでの時間はイスラム教徒でない観光客は入ることはできません。また、あまりにも遅い時間の拝観はできれば避けた方がいいです。入館する際には、靴を脱いで中に入っていきます。正面玄関からまっすぐ進むと、2階へ上がる階段の下のところに観光客専用の受け付けがあります。そこで名前や出身地等を記入します。そのテーブルの後ろには「Welcome to the Istiqlal Mosque」「Selamat datang di Masjid Istiqlal」(イスティクラル・モスクへようこそ)と英語とインドネシア語で書かれていて、通常はそこにガイドが待機しています。その後、受け付け付近にいるガイドが外国人専用の靴置き場に案内してくれるので、そこに靴を置きます。注意すべき点として、ここでの服装は短パンやスカートなどはNGです。ただし、肌が露出している場合は綺麗な布着(サロン)等を貸してくれます。メインホールへの立ち入りは、イスラム教徒のみに限定されていますので、イスラム教徒でない場合は、バルコニーのひとつから見学できるようになっています。
モスクを案内してもらった後、ガイドが寄付金を要求してくるので、寄付金を彼に渡します。イスティクラル・モスクは、独立記念塔(モナス)と並んでジャカルタの宗教や文化を学ぶことができる数少ないスポットの一つですので、ジャカルタにいらっしゃった際には是非訪れていただきたい観光スポットの一つです。



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