ジャカルタ繊維博物館

インドネシアのジャカルタ繊維博物館(Museum Tekstil)は、インドネシアのバティック(染物)やテヌン(織物)を展示する布の博物館として有名です。1976年7月28日に正式に開館されました。この建物は元々は19世紀に住んでいたフランス人の私邸でした。その後、トルコ領事館に売却され、1942年にKarel Cristian Cruqという人物に再び売却されました。そして建物はインドネシアの独立の時に人民安全保障本部(BKR)になりましたが、幾度も所有権が人手に渡り、1975年にジャカルタ特別州政府に引き渡されました。ジャカルタ特別州による受領を経て、1976年にスハルト大統領の妻ティエン夫人によって繊維博物館として一般公開されることとなりました。手前の建物が繊維博物館となっていて、平屋の小さな建物ですが、約1,000点の美しいバティックの生地が展示されています。もちろん、インドネシア最大の織物博物館で、入場料はIDR5,000です。

コレクションは、次の4つのパートに分かれています。

  • 織物コレクション
  • バティック生地コレクション
  • 織機コレクション
  • ミックスコレクション

バティック生地コレクションでは、アチェ産やジャンビ産などインドネシア各地の希少価値の高いバティック約200種類が展示されていて、必見の価値ありです。この博物館ではインドネシアの伝統的なバティックやテヌンなどを展示しているだけではなく、デザイナーによる展示会なども定期的に行われ、インドネシアの布文化の保護と発展に貢献しています。また、同館裏庭には天然染料の原料として使用できる木が植えられています。

インドネシア伝統のバティック(ろうけつ染め)を体験!

バティック(Batik)とは、インドネシアやマレーシア伝統のろうけつ染めの生地の特産品のことで、日本では更紗の一種とされています。特にジャワ島のものが有名なため、「ジャワ更紗」と呼ばれることもりあります。ここでは、バティック鑑賞だけでなく、自分のオリジナル作品を作りながらインドネシアの伝統文化を学ぶことができます。テキスタイル博物館の裏庭にある建物に体験型ワークショップがあり、バティック(ろうけつ染め)作りが体験できます。部屋にはエアコンはないのですが、高床式で風が通る作りになっているのでそこまで暑くはありません。ワークショップの担当者が、片言の英語とインドネシア語でお手本をゆっくり見せてくれるので、インドネシア語が分からなくても大丈夫です。在住者はKITAS(在留証明)を提示でIDR40,000(約350円)、観光客はIDR75,000(約650円)で受けることができます。

サンプルの絵柄
教室に用意されたろう
丁寧にろうを塗っている所
染色場(ここで色付けをします)

まずは、たくさんある模様サンプルの中から好きな絵を選ぶことから始まります。もちろん、自分の描きたいと思う絵を描くのもOKです。下から光を当てながら、布にしっかりとトレースし、枠組みにしっかりと固定してもらいます。 次の段階では、布にろうで絵付けを行います。表と裏にしっかりと丁寧にろうで絵をなぞります。ろうで絵をなぞり終わったら、最後の工程の色付けです。赤、青、黄色、オレンジから自分の好きな色を選びます。色を選んだ後、ワークショップのスタッフが染色してくれるので、乾くまでの間、ゆっくり館内を見学することができます。これらの工程の所要時間はだいたい3時間程で、世界でたった1枚のハンカチが完成することになります。ジャカルタに来たら是非バティック染めの体験をしてみてください。

CONTACT

住所: Jl. Aipda KS. Tubun Raya No.2-4, Palmerah, Kota Jakarta Barat
Phone: +62 21 5606613
E-mail: info@museumtekstiljakarta.com
営業時間: 火~日曜 09:00~15:00、月曜休館
Website: http://museumtekstiljakarta.com/
※通常は予約をしなくても大丈夫なのですが、現在コロナの影響で、博物館を見学する際には事前に予約してから訪問しなくてはなりません。また、コロナとは関係なく、時々団体客が訪問する場合もありありますし、上にも記しましたが、デザイナーによる展示会が開かれる場合がありますので、事前に電話等にて確認なさることをお勧めいたします。

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